傾城は時の氏神

ー桝屋ー




雅「武田さんたちは捕縛を終えたか。」




総「みたいですね。」




すでにもぬけの殻となった屋敷を




雅達は蔵へと向かった。




雅「総司はどう思う?」




総「なにがですか?」




雅「仲間が取り返しに来ると思うか?」




総「どうでしょうかね。まぁ普通に考えたら来ますよねぇ。」




雅「だろうな。」




総「でも私達の力からしたら大した相手じゃないですよ。」




雅「どうだかな。」




立ちながら話をしていると何やら




外が騒がしい。




総「意外に早いお出ましだったかな?」




総司は何時もの調子で剣を抜くと




何度か地面に向けて振り下ろした。




雅「じゃあ私は屋根にいる」




言うが早いかとなりを見ると




すでに雅は屋根に登った後だった。