傾城は時の氏神

雅「よし。」




武田たちが桝屋を捕縛しに行ってから




半刻過ぎた頃、




警備に行くという沖田達とともに




市中へと出て来ていた。




総「にしても雅さんて忍なんでしょ?凄いですよね〜。なんとかの術!とか姿消したりできるんですか?」




期待に満ちた顔をする総司を見て




雅はため息をついた。




雅「お前忍をなんだと思ってんだ?」




総「うーん、奇術師かなんか?」




雅「あほか。」




総「あぁ!」




雅「っ....んだよ....」




いきなり耳元で叫んだ総司に




迷惑そうな顔をする。




総「そのお前とかあんたっていうのいい加減やめませんか?」




雅「はぁ?」




総「私のことは総司と呼んでくださいと約束したはずです!だからわたしも雅と呼んでいるんですから!」




雅「拒否権無しか。」




総「はい!」




雅は盛大にため息を付くと




総司を見つめた。




総「?」




雅「総司.....」




総「っ......///」




思わず赤くなり目を見開いたまま




総司は固まってしまった。




雅「んだよ.....行くぞ。総司。」




総「っ.....はい!!」




満面の笑みを浮かべて総司は




雅の後を追った。