イジワルなキミの隣で



なんでそんなに優しいの?


私、光流先輩が好きなんだよ?



あなたのこと、本当は大嫌いで……。


光流先輩とうまくいかなくなればいい、別れろって何度も思った。


智沙先輩さえ


智沙先輩さえいなければ……。



なんで

智沙先輩なの?



そんな最低なことを思ってしまった自分がいたことを認めたくなかった。



認めてしまうと


光流先輩の前で


もう笑えない気がした。