先生と仲村先生がいた。 中から声が聞こえた。 「驚いた?晴貴に驚かせたかったの」 仲村先生は穏やかな声で言った。 今…。先生のこと『晴貴』って呼んだ…? 「どうして! どうしてあの時言わなかったんだよ!」 穏やかな仲村先生と違って声を荒げる先生。 仲村先生は先生の肩に手を置いた。 「そんな怒らないで? 私たち愛しあってたじゃない」 やっぱり…。 私は耐えられなくなって教室に戻る。