居眠り王子 【完】




「しかもさぁ、あんたの隣が居ないのがいけないのよ!」



「だって、生徒数が奇数だから仕方ないじゃん!」

その言葉にあやちんがにやりと笑う


「わざと、1人の席選んだでしょ?(  ̄▽ ̄)」


「ぅ!バレてた?」



「うん。でも、おめでとう!今日の二時間目の学活で転校生来るから。しかも男の子しかも頭良い」



「うそ~寝れないじゃん」


ズコっ!となるあやちん


「寝るの優先!?ちょっとあるじゃん!イケメンかな~?とか妄想!」



「ん~…。」




妄想…



「ん~?」






「ごめん。聞いた私が悪かった。」