それにしてもホント美味しいコレ。
「この写真…」
「ふふっ、日常をただ一枚の紙にしたみたいよね」
一枚の写真は、ピースについてみんなで議論していて。
もう一枚はカメラの連写に気づいて椎以外目を見開いて。
後はあの流れが全て一枚の紙になっている。
一番ましなのは、最後の最後に撮った写真で。
ホワイトボードに生徒会メンバーの名前と役職を書かれていて、その下にはメンバーが写っている。
不敵な笑みの椎。
カメラ用の笑顔の自分。
相変わらずフェロモン駄々漏れの奏夛。
可愛い笑顔の真帆。
カメラのレンズを睨む陵。
少しだけ口角を上げる香月。
「私、このメンバーが。みんなが好きになっちゃった」
「そりゃあ良かった」
「出会いはお金、ですものね」
「…………夢夏の過去はっ………。」
「え、?」
ぽつり、呟いた香月。
でも私の耳には届かなかった。
「ごめん、なんでもない…。じゃあ、早く寝ろよ?」
「ぇ………あ、うん。おやすみなさい」


