「なっ……!?!」
驚きを隠せない私は、バッと椎から離れ、右手でソレに触れた。
「あーあー。やっちまったじゃねぇのー」
「ちょ、頬にかよー!」
「ぃやあああ!椎君最低だよっ!!」
「……はぁ」
酷く騒がしくなる室内。
一方椎は、色っぽく静かに笑いながら綺麗に脚を組んでいた。
「夢ちゃあああんっ」
ぎゅう、と抱き締めてくる真帆。
「な、なぁに?」と返せば、椎とは反対の頬に当たる唇の感触。
「きゃ…」
それに体の力が抜けて、私はその場にストンと落ちた。
「ばっ!!馬鹿かチビ!」
「へへーん、これで僕も仲間入りーっ!」
「あらまぁ」
なななっ?!
頬キスの連発されても!!
「良かったな、経験増えて」
「いいいわけッッ!!」
「なぁ、さっきから香月はなにを撮ってるんだよ」
騒がしい空気から一変。
みんなの視線は香月に。


