「っていうか疲れたぁー。早く戻ろうよー。陵君抱っこー」
「しねぇよ。チビおかま」
「ひ、ひどぉー!!」
「行くぞ、夢夏」
結局、授業は明日からと言うことで今日はサボりで。
私は金色の髪の生徒会長様の後を歩いていった。
真っ黒な扉に金のドアノブ。
なんか馴染まないな。
と、毎回思ってしまう生徒会室の扉。
ふぅ、と一息ついてから、みんなの後に続いて入った。
そしてみんなそれぞれ椅子に座ると、暫く沈黙が続いた。
それを割ったのは私。
「…………椎」
「なんだ?」
「……なんか、掴めない、貴方は」
「ふっ……そうか?」
「だって、大人しかったり、口が悪くなったりで。私、貴方を知らない」
「知らねぇなら、教えてやろうか、?」
次の途端、何故か顎を掬われ、顔の距離が近くなる。
椎の瞳はまるで、愛しいものを見つめる瞳で。
反射的に私は目を瞑った。
「沈黙は、承諾の印だ」
「、んっ……」
唇では無く、頬に柔らかな感触があたった。


