っていうか陵、口調は敬語のくせになんか生意気よ。
先生もビビりすぎでしょ…。
「おい、早くしろ」
「姦薙さん!?すいませんっ」
わぁ、さすが理事長の子。
先生『さん』付けだし。
頭まで下げちゃってるし。
「早くしろ。忙しいんだよ。
なんだ?貴様の仕事を辞めさせるための手配まですればいいのか?」
「いええぇえ!!!!もっ、望月、自己紹介していいぞ?!」
「は、はぁ…」
なんて感じの流れでして。
私は自己紹介が終わると軽く礼をすると、何故か奏夛の腕の中。
「ホント強引ね、奏夛」
「ぁー?うるせぇーよ」
「苦ッ、苦しい!」
こ、このフェロモン野郎っ!
私の鼻をつまみ、口を掌で押さえた。
死ぬっっっ!
「っは、馬鹿じゃ、ない、の!?」
「焦って必死になる姫可愛いし。」
「はぁ、ッ?!」
意味わかんない!
勝手に可愛いとかっっ!