「あれ? 椎は?」
「アイツなら寝てるだろ」
「姫が起こしてきたら〜?」
銀髪が、生徒会の奥の部屋を指差した。
「姫……って、私?」
「そ、行ってらっしゃい」
あまりにもゆるいしゃべり方だから、反論出来なかった。
なんだか不思議な人だ。
私はソファーから立ち上がり、扉をノックした。
反応が無いけれど、銀髪が「姫なら入っていいんじゃねー?」という声で入る事に。
「失、礼しま…っす」
思わず下唇を噛んだ。
なにこの部屋、大きすぎる!
高級ホテルかここは。
私は頭が割れそうなのを我慢し、多分いるであろうベットの近くに行った。
「…いた」
寝てる……っていうか睫毛長くないですか?随分綺麗なお顔で。
私、髪は『馬鹿のなりきって不良染めしてる奴ら』ならわかるけど、ここまで金髪が似合う人なんているんだろうか。
「ん……夢、夏?」
そんな事を考えていると、案の定起きてしまった。


