「脱がしてくれて、ありがとう。だろ?」
「いやぁっ…」
ホントにいやらしく鎖骨を指でなぞる香月。
私の火照った体に、香月の冷たい指が触れると、「んゃっ…!!」と声が漏れた。
「………そ、それ以上触ったら私帰る!!!!」
「ふっ……はいはい。悪かったな、夢夏」
あまりにも躊躇なく離れた香月を背に向け、溜め息をした。
「、私温泉に行ってくるからっ!!!!」
「ん、はしゃぐなよ?」
「ッ、ははははしゃがないわよ!!」
着替えとバスタオルを持ち、私は部屋から出ていった。
「動揺しすぎだよ、夢夏」
なんて香月が言ったのは聞こえるわけもなく。


