陵side
これは俺が中1の話。
「ょー、うっ…」
「………」
「…りょーうーっ、」
「……ちっ」
「陵ちゃんってば!!!!あーけーろー!!」
俺はその時していたゲームを中断し、ベットからおりた。
窓をガラガラと開けると、俺の窓と向かいの自分窓に足をかけてる幼なじみの萌友。
正確には、星野萌友(ほしのもゆ)。
「ちっ……またか。萌友」
「冷たいなー、お邪魔しまぁすっ!」
「んしょっ」という掛け声と同時に、俺の手を引き、おい被さってきた。
「……これはこれは、襲ってるパターン?」
「おめぇがな」
「きゃー、変態ぃーっ」
どっちがだよ、と俺は言い萌友を逆にベットに押し倒した。
萌友は、クラスのマドンナ的存在なのに、彼氏をつくらない。
髪はセミロングで、目立たない程度の地毛の茶髪。
背は中旬で、彼女にするならもって来いだ。
けど、こいつは俺を気に入ってるらしい。