ー生徒会室ー
「………ここのお姫様はよくお眠りになるねぇ」
「そうだね~っ、でもとっても可愛いよ綾君とは違って!」
「俺に可愛いとか似合わねぇだろ、真帆とは違って」
「こらこらぁー、【賭け】中なんだから口調気を付けなー?」
「綾君、奏ちゃん、うるさい。お姫様が起きちゃうでしょー?」
「悪い悪い。「すまんね~」」
な、なんだこの騒ぎは……。
むくりと、寝ていたせいか重い体を起こしてみる。
「あららー、起きちまったじゃねぇの。おはよ、姫」
異常なくらい流し目を送っている銀髪の方に挨拶をされる。
「……おはようございます」
私は、見ず知らずの部屋で、また見ず知らずの男子に囲まれている。
しかも、異常に皆さん美形で。
「夢夏ちゃんだよねー? 名前も可愛いって思ってたけど、顔も本当に可愛いねー!」
「や、全然……「いやいや、本っ当に可愛い!色白で、小顔で~」」
この人は男……だよね。
ダメだ。こんな可愛い人に可愛いって言われても嬉しくない。
むしろ私の心に刺さる…。


