そうだ。
確かに世に言うイケメン。
学校の噂では、私はあの生徒会の中にいるのに誰にも惚れないのは人間じゃないと噂がたつほど。
仕方がないでしょ、?
私は人形じゃないの。
誰かの言いなりなんて嫌。
もう散々なんだ……。
「けほっ……」
ゔっ、と吐き気がして、咄嗟に口を手で隠した。
「夢夏!?」
「っは、ッ、大丈夫」
ゆらり、視界が濁る。
倒れそうになるも、かろうじて椎の腕によって支えられた。
よりによって、こんな時に思い出すからっー…。
「っおい!大丈夫か?!」
「迷惑かけてごめんなさい…私、貧血気味なの」
駆けよってくるみんなに謝り、訳のわからない嘘をついてしまった。
貧血なんかじゃない。
多分発作だ。
ハンカチで唇をふき、みんなに笑顔を見せた。
「それにしても空気が良いわね、ここは」
「っ……あぁ、そうだな」


