「椎も…綺麗な金髪よね。
黒も絶対似合う、椎なら」
「初めて言われたよ、そんなこと」
くしゃり、髪を撫でられた。
そんな小さな動作にいちいち顔が赤く染まるのがわかる。
「……色んな色と絡まる優しいロイヤルミルクティー色に、独立した金色、お前らが一緒に歩くとまるで他国みたいだな」
色んな色と絡まる優しい色。
独立した色。
やだな、香月の言葉は本人は気づいてない( ? )みたいだけど心に粘りつく…。
「僕もそう思うーっ、夢ちゃんフランス人形見たいだよねっ」
「に、人形?」
「ふっくらした涙袋にー、小顔にー!大きくて少し垂れた丸い瞳に縁取られた長い睫毛っ!
瞳の色も日本人離れしてる!」
「おいおい、べた褒めだな」
「可愛いーもん、夢ちゃん」
さっきから態度が怪しい陵も、やっといつも通りになった。
っていうか誉めすぎだし、真帆みたいに可愛い人に誉められても………。
「そういう真帆も、みんなも。
無駄って程顔が整ってるし、お洒落よ。」


