「……大丈夫だ、頭をあげろ」
「…、は、はい…」
良かった…、怒ってないみたいで。まだ死にたくないし。
私が頭を下げながら、また進もうとすると……。
「え………」
視界がぐらりと揺れて、目の前には快晴な空が広まった。
「…………夢、かしら」
「悪りぃ。ちょっと用事」
「え?………えぇええ!?」
ちょっと待って?!
私見ず知らずの人にお姫様抱っこされてるんだけど。
Why?
何故?
何故ですか神様?
ふとお姫様抱っこをしている人を見ると、顔がとっても整っていて、金髪の髪が似合いすぎるぐらいだった。
眩しいな、この人。
……………なんて思った。
彼は私の視線に気づいたのか、
私の瞳を見て大丈夫だ、と呟いた。
「わたたっ、私、どこに…」
「あー・・・・・・生徒会室。ってかお前……」
「な、なんですか?」
「ここ、男子校。しかも寮制って、わかってんのか?」
私、完全に死にました。


