簡単に言うと、この旅館は古い。まぁ、私の家より全然良いけど。 「タノシイ、っつーのはなぁ、「言わなくて良いの!!」」 「くくっ…随分我が儘な姫だなっ」 口角が上がり、私の頭を撫でる奏夛を更に深く睨む。 「見つめんなよ~」なんて、私の睨みは効いてないみたいだけど。 「うっせ、入るぞ」 椎のこの一言でみんな愚痴愚痴言ってたのをやめた。