「………馬鹿王子」
「香月もそうやってやり返すなって」
「綾2人の喧嘩に入っちゃだめだよ~」
「くだらね〜〜」
「いつから俺が、お前との戦いに参加するなんて言ったんだ」
ふう、とため息をつき深くイスに腰掛ける。そしてメールに簡単に内容を添え、高校の放送部へ送った。
1分もせずに返信がきて、やはり答えはいつものわかりましただった。
「夢夏…、」
自然に出てきた言葉に自分で驚く。
急に出てきたあの子。場に臨機応変に対応するあの子は、ただの女の子とは思えない。
「あ?」
「お前のものにするのか?」
「ははっ……あいつは、モノじゃねぇよ」
「は?」
「俺らの、女だからな」


