奏夛とは違うゆるゆるとした雰囲気が華鈴ちゃんの特徴。
でも今それはない。凛とした瞳。
それは誰かを守る瞳。
「きっと任せられる。だって、椎達があんなに大事にしてるんだもの」
…………こんな風なことを言われるということは、私も信用されてきているってことよね?
「喜んでいいのかしら」
「くすくす……謙虚だね」
「私も椎達に出会えたおかげで。………椎達がこんな風に私を支えてくれたから、みんなに会えたの。すごく、感謝しているわ。それに、楽しい。だから」
「……うん。」
「これからも、一緒にいたいの。それに、離れてくれないみたいだしね」
不思議と口角が上がるのがわかる。
必要で必要でならない人。
「夢夏ちゃん、じゃあその中から1人選ぶとなったら、誰にする?」
「1人?! そっ、それは無理よっ、だって欠けていい人なんていないもの」
「うーん、そうじゃないんだよなぁ……。じゃあ、今一番会いたいって思い浮かんだ人は?」
キラキラとした瞳で近づき、ものすごい力で私の肩をガシッと掴む華鈴ちゃん。
逃がさないと言わんばかりの顔をしている。


