-香月side-
「……ふぅ」
一息ついて、部屋の騒がしさに心を馴染ませる。静か過ぎる所は、今は俺に合わない。
「椎、何を考えてるんだ」
「……何をって。……別に、何でもねーよ」
「嘘だね。顔、見ればわかる」
「チッ……、黙れのっぺら」
声のトーンがガクンと下がった。
さすがにやり過ぎたか?
「椎の舌打ちは殺気が溢れてるんだよな〜、真帆ちゃんならちびっちゃうだろ?」
「ちびらないよ?!やめてよねホント!」
「んまぁ、とりあえず荷物整理しようぜ?気になることはいくらでもあるんだから」
「そだな〜」
綾の言う通りだ。
気になることはいくらでもある。そんな今すぐに聞くだなんて焦らなくても良いだろうし。
「よっしゃあチビ!俺様のが早かったぞ!!」
「綾君汚いからやり直しだと思うよー?」
「はぁッ?!てめぇは姑か!?」
「まぁ綾が整理整頓出来たら、ウケるわな〜」
「絶対チビよりは上手いぞ?」


