「……、大好き」
思わず口から出てしまった言葉に驚いて、口を塞ぐ。
けど、そんなことをしても言ってしまった言葉は消せないワケで。
黙って赤く染まった頬を隠すことしか出来なかった。
「お部屋は三部屋用意しております。此方でございます。」
「ありがとうございます。一番左が、夢夏と華鈴。真ん中が俺ら。その隣が錦戸達だ。夜飯は海岸行くから、時間まで自由。解散」
「ふぉーい。」
「綾君温泉!!!」
「あー?だりーよ」
なんだ。てっきりみんなで一緒の部屋だと思ってた。
なんだか寂しいけれど、でも、そんな我儘なんか言えない。
「夢夏?」
「、香月。時間まで何をする?」
「ははっ、夢夏って下手だよな、話変えるの。」
「…え?!」
「寂しいなら、こっそり華鈴と部屋に来いよ。待ってるから」
「………ありがとう、香月」
「夢夏ちゃん!行こう?」
「えぇ。……楽しもうね、沢山」
手をひらひら振り、各自部屋に入るのを見届けると、私も部屋に入った。


