でも、今名前を呼ばれたら、私の心臓が持たない気がする。
と、その時。
ぐいっと手を捕まえられて。
瞬時に私はソファーに押し倒されていた。
「………、し、椎?」
「なんだよ。」
「何をしようとしてるの…ですか?」
「は?…………嫌がらせ」
ご、ご立腹?!
物凄く怒ってる!!
命の危機を感じたその時、両手首を椎が器用に掴み、私は万歳する状態になってしまった。
待て待て私!
椎はまだ片方の手があるけれど、私、足しか自由じゃないじゃない!
そこで、足をジタバタとしようとしたら、私の脚と脚との間の付け根に、椎の脚が入ってきた。
「待っ……、ッ…」
私は昨日の服のままなわけで。
つまり、ワンピース。
しかも脚と脚との間の付け根には椎の脚がある。
「椎っ、ごめんなさい!……だから、もうやめて!」
「……………次はやめねぇからな。」
「う、……はい」


