-夢夏side-
身体が熱くて、変な感覚がする。
自分から出る声は、自分じゃないかの様に甘く、言葉も素直。
お酒のせいなのかな……?
「はぁっ…あっ、熱い…」
「大丈夫か?……熱じゃないしな」
「んんっ…」
おでこと首に当たる冷たい椎の手に、やけに反応する身体。
「もっとっ……あっ、熱いのっ」
「……媚薬か?」
「わからないけど…んっ、だめ、おかしくなっちゃう……」
-真帆side-
「媚薬って……、誰がっ…」
このままじゃ、絶対夢ちゃんは辛い。
少しでも、楽にしたい。
どうすれば……。
「…………真帆、」
重々しく椎君が僕の名前を呼ぶ。
「なに?」
「夢夏を頼む……」
「むっ…無理だよっ‼︎ みんなが良いって思わない限りはっ…」
「真帆、俺もついてってやるよー?」
「あぁ、頼む」
「奏ちゃっ…、本当に良いのみんな?」
みんなの承諾を聞くと、僕は奏ちゃんと夢ちゃんとリビングを出た。
「真帆?」
「っ、なんで椎君がやらないの?」
「………あいつには、犯人探しの仕事があるからな」


