理事長 side
全く馬鹿息子は。
暁豹の次期トップが、易々と寝やがって。
「麗奈サン、寝てないっすよ、椎は」
「・・・・・・気付いてるわよ、そのくらい。」
「やっぱり、夢夏の事ですよね。理事長」
「えぇ、流石椎が小学校から惚れてる子ね。綺麗で、型から外れないもの」
日本の和を基調とした、この本家の玄関を開く。
今日はここが暁豹バレない様に見張りがいない。
だけど、いつ敵が潰しに来ても特攻隊は準備しているんだけどね。
「今日はここね、和室。まぁ座って」
「麗奈サン、葵さんいたら宜しく言っておいて下さい」
「わかったわ、生憎今日は会社にいるのよ、だから帰ったら伝えておくわ」
「ありがとうございます」
向かい合う様に座ると、急に部屋の雰囲気が変わる。
まぁ、普通じゃないもの。
今から話す事は。


