学校内を走れば、何故か鋭い嘴(くちばし)のカラスに追いかけられ、そして更には水溜まりを陵が思い切り踏み・・・・・・。



「こんな何秒かの間に、不幸まっしぐらっていう題名の本を書けるくらい不幸だったわ」


「こんのッ…、お前の口塞ぐぞ!!」


「唇で?」


「奏っ?! ゲホッ、あっ、アホか!!」


「あれ~? 夢ちゃん顔赤いよー?」


「え?・・・あはっ、多分暑いからよ 」