どれだけ辛い過去だろうと、明るい未来は私が導くから。
リビングに入ると、陵が奏夛と嵩を弄っていて騒いでいた。
嵩は無表情だったけれど。
「お帰り、夢夏」
騒がしい空気に動じない椎は、綺麗に脚を組んでいた。
香月も香月で、スマホをずっと弄りながら優雅にコーヒーを飲んでいた。
うん、マイペースは健全。
「ただいま椎。ところで嵩、貴方なにしに来たの?」
「あ? あぁ、夏休みに海に行かないか誘いに来た。」
「海は良いけど、鷹松も一緒なのが無理だな」
「陵、ストレート過ぎよ。」
「夢ちゃんが行くなら行くーっ!!」
「俺は夢夏が行くなら」
「・・・・・・まぁ、3日ぐらいなら良いけどな」


