驚きすぎて言葉すらも出なかった。
それは、俺が末っ子で全員年上だからという訳ではない。
みんな、予想していた事だったからだ。
それから三日後、俺達は施設に入った。
部屋は、兄弟全員一緒になるかと言われたが、俺は断った。
兄弟は俺にかなり優しくて、仲も良かったが、ずっと一緒は辛かったから。
なにが辛いって、一番関係無い俺が捨てられた悲しみに浸ってるのを想像するだけで無理だ。
「じゃあ真帆君は・・・・・・奏夛君兄弟の部屋にしようかな!」
「かな、奏夛君兄弟?」
「えぇ、真帆君と同じ年の奏夛君と弟の紫音君の所よ。 あ、奏夛君ー!こっちこっち~」
そういって、このおばさんが手招きして振り向いたのは。
「うっわー、超可愛い子じゃん~。なになに?同じ部屋に来んのこの子ー?」
今と変わらない月光のような銀髪に、緩いしゃべり方の奏夛だったんだ。
てか、身長高い。
俺小人みたいじゃん。
「ふふ、奏夛君。この子は男の子よ」
「げ、俺そっちには興味無いけど、まぁ仲良くしような~」
「っ、おう!!」


