「ぁたっ」
おでこをくっ付けて、熱をはかると物凄い勢いで押されて、終いにはデコピンされた。
い、痛いー・・・・・・・。
「痛い…っ」
「夢ちゃん?! うわああああ!なにやってんだ俺!!ごめんね?!」
「・・・・・・・真帆、痛いー」
ごめんごめんと謝りながら私をキツーく抱き締める真帆。
今日は様子がおかしすぎる!
「ごめん・・・・・・でも、今から話す事、言いずらいから、このままじゃだめかなぁ…?」
「真帆・・・・・・・・・いいよ、ちゃんと聞くから。」
──────此れから聞く事は、どす黒くて、思わず涙が溢れる事なんて知らない私は、返事をした。