そうしてリビングの扉からひょこり顔を出したのは。
紛れもなく、鷹松の王様。
+ (プラス)
「・・・・・勝手に失礼します。嵩さん、あまり漁らないで下さいね?仮にも敵の領地なので」
王様の右腕だった。
「紫音君に嵩っ!久しぶり」
「あぁ、昨日ぶり」
「ふふっ、昨日ぶりね」
「あぁ」
嬉しくて小走りで駆け寄る私の頭を撫でる嵩。
その表情は優しくて、胸がきゅっとした。
「紫音君も久しぶり。」
「・・・・・お前に話すことは無い!!」
「え? ごめんごめん、お腹空いてるんだよね?あ、カルシウム摂取したいなら私牛乳もってくるよ!」
「・・・・・・・・・・・・うざい。」
「まぁまぁ。飯食わせろ」
「うんっ!」
そうしてクルリと振り返りみんなを見ると。
「ひっ・・・・・・・!」
真っ黒な笑顔だった。
しかも目が据わっていた。


