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藍色の空に輝く星。


さっきまで真っ暗だった空は、少しだけ明るくなった気がした。


私の心とは正反対だ。




「・・・・・・・・ごめんなさい。私、迷惑ばかりかけて」



腰に添えてある椎の手を感じながら、私達は倉庫の前に立っていた。


謝罪の言葉を述べると、私は深く頭を下げた。

そして、流れる空気を静かに感じてついさっきまでの事を振り返っていた。



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生徒会メンバーで一階へ降りると、血まみれで倒れる人が沢山いた。

その中に、意地悪そうに口角をあげ、人を蹴り飛ばしていく執行部の妃優先輩達もいた。


妃優先輩と翡翠先輩って女の子なのに強いんだ・・・・って呟いたら、何故か陵が笑い出して私の肩をバシバシ叩いた。



「おい、お前等。もう終わりだ。明日校内放送昼流すから聞いとけよ。」

『ぅ゙い!!!!』

「解散。」