嵩はくつくつと喉で笑いながら、首輪を外した。
手首のネクタイは、章吾がはずしてくれた。
「夢夏、お前遊び人って噂嘘だろ?」
「それ誤解よ、章吾」
「やっぱそうなのかー。ま、俺に処女捧げて「ごめんなさいいらないわ」」
章吾の下ネタをするっと交わして、私は椎達の方を向く。
なかなか進んでくれない私の足は、やっぱり素直だ。
「なーにしてんの夢夏ちゃんー? 夢夏の居場所は俺の懐でしょうにー」
「なっ!」
ゆらり、近付いて私を上着の中に閉じ込める奏夛。
そして、ぎゅーっと凄まじい力で私を抱き締めてきた。
「夢夏、お帰り」
「・・・・・奏夛、ごめんなさい」
「あーほ。そこはただいまだろ~?」


