そうして嵩は、私の耳に小さく唇を落とした。
「ほら。行け夢夏。お前の居場所はここじゃねぇよ」
「……ふっ、つ、…ありがとう、嵩。
また会いましょうね、絶対」
「あぁ。って事で、有難うな姦薙。負けだよ、鷹松は」
やーめたやめた、なんて呑気に口笛を吹き出す嵩。
「夢夏が世話になった。今回は俺らが迷惑かけたんだ、なにかさせてくれ」
「あー?どーする章吾」
「同盟ねぇ。リスクを考えるとな……。あ、休戦宣告。それでチャラ」
「いいなそれ。知名度上がるし一石二鳥。 んじゃ、休戦宣告。
破ったら破った側が海にでも沈む。良いだろ姦薙」
「いいだろう。ひとまず、そいつ返せ。」
「しゃあねぇなぁ。じゃあな夢夏、次はヤらせろ」
「ッ、ばか!!」


