「そ。だから魅月の攻撃とか攻めかたはもう把握済みって事」
それってもう勝てないって事なの?
でも、勝てないって私が考えたら負ける確率も増える。
せめて私も椎達を信じなきゃ。
「魅月は負けないわよ」
「ふぅん、じゃあ何で魅月を出て鷹松の領地にいた。何でそんな格好でいたんだ」
「・・・・・・・っ」
核心をつかれて何も言葉が出ない。
下を向き俯けば、視界に広がる淡い紫のワンピースにカーディガン。急いでたから、これだけしか着ていなかったんだ。
「本音を言えよ。どうしたんだ夢夏」
「嵩……」
こんなときに名前を呼ぶなんてズルい。
ほら、視界がぼやけた。
「魅月が息苦しいか?」
「違う……」
「気を使われてる自分が嫌なのか?」
「ッそれは、」


