試すってなに?
体が小刻みに震えて、なにも抵抗出来ない私の腕を嵩は自分のネクタイで縛った。
「足を縛るのはやりすぎかもな。解いてやるよ。あ、腹減ったか?」
「し、嵩・・・・・・?」
「煽るなよ。お前は後でじっくりシてやるからよ」
「違っ、私帰るっ…」
立ち上がり、扉に近付くと。
「ひゃ、ん゙っ、」
「ぎゃははっ、だーかーら。首輪つけてんだから無理だって」
鎖が擦れる音と、首に感じる鋭い痛み。焦った私は首輪の事を忘れていたのだった。
鍵は藍色の髪の紫音と呼ばれている人が持っていて、馬鹿にしたような目付きで私を見ている。
でも今の状況で落ち着くのは到底無理だ。
私は大人しくベットに座り、これからの事を考えた。
章吾という人は、なにか危険率が高い気がする。
紫音という人は冷たいし。
嵩は椎達並みにオーラを持っている。
椎達は、本当に勝てるのかな。
私になにか出来る事はないのかな。
悶々と考えていると、章吾がいきなり自己紹介し始めた。


