「し、ゅうさん?」 「・・・・嵩って呼べよ。 お前、ここに何しに来た」 「それはっ、……歩いてたら迷って」 「嘘だな。 俺を騙せると思うなよ」 いきなり腕を嵩の腰に回され、離れたら強制的に嵩の腰に抱き付くような体勢になった。 ふわりと嵩の服から香る甘い香り。 キツくなくて、柔らかい香りだった。 「俺は、鷹松の嵩。」 「鷹松嵩?名前なの?」 「はっ、阿呆。鷹松高校生徒会の会長、錦戸嵩だ。」 「鷹松て、え? ごめんなさい私降ります!!」 「今降りたら落ちるぞ。ほら、降ろしてやるよ」