夢夏side
あれから何日か経った真夜中。
最近何となく生徒会メンバーとの距離が離れた気がする。
気を遣われてる感じがなんとなく嫌で、もしかしたら自分から避けてるんじゃないかなっても思う。
鷹松との抗争も、あとほんの僅かな時間なのに。
そんな私は眠れなくて、1人で窓から空を眺めていた。
星が出ていて、月は三日月。
明日は晴れるかな、なんて考えていると、椎の部屋の窓が開き、椎が出てきた。
髪と反対に光る漆黒の瞳。
整い過ぎて、浮世離れしている顔立ち。
見慣れてはいるけれど。
どこかいつもと違うように見えて、それが嫌だった。
いつもなら声をかけるだろう。
でも無理だ。
私は出かけた声を飲み込み、静かに窓をしめた。
喧嘩した?
違う。
嫌われた?
多分違う。
みんなには?
わからない。
泣いてる?
「─────っ、わからないよっ…」
陵だって。
守れてないし。
奏夛も。
今日なんであんな事をした
のかわからない。
香月も。
守られててばかりでいつも
ポーカーフェイス。
真帆も。
絶対素じゃない。
自然体でいてほしいよ。
椎も。
最近気付いたらけれど、夜
生徒会室にこもったりしてる。


