「嫉妬埋め。椎からいろいろ聞いたから」

「、やめっ…」



いろいろってなに!?

って聞こうとすると、私から出る声は私じゃないみたいで。


ビクッと体が小さく反応する。



「ここだと見えるか……もう少し下か」



いつの間に、ワイシャツのボタンが外れていたのだろう。


胸の頂より少し離れた所に、奏夛は狙いを定めると。

鈍い痛みが私を襲った。


ちゅっと言うリップ音が鳴り、それと共に奏夛は離れた。



「はい、出来上がりー。 じゃあ俺行くわ、じゃあなー」

「、もうっ!」


奏夛がいなくなり、急いで辺りを見渡すと、奏夛の部屋だった。

道理でみた事がある筈だ。


乱れた服装をきちんと正し、私は自室へと向かった。