「つかささん、今日は夢夏の事を考えて帰ります。行くぞ」
「やだっ、いなくならないで!
一人にしないで!」
「夢夏……? 大丈夫か?」
椎にお姫様抱っこされ、恥ずかしさなどより不安が勝つ。
椎に嫌われたかな?
一人になるの?
そんな私を心配したのか、つかさ先輩が私に手を伸ばした時。
─── パシッ
「触るな。いくらつかささんでも今日はだめだ。」
「・・・・・・ごめんな、夢夏。
絶対また会おうな?」
「けほっ、っ、はいっ…」
私の言葉と同時に動き出す椎。
私重くないかな?
嫌じゃないかな?
「ごめ、んなさ、いっ、迷惑ばっかりかけてっ…」
「誰が迷惑って言った? 黙らねぇと本当のキスするぞ」
「それはっ………」
瞬時に赤くなる頬。
私は椎に身を任せ、瞼を閉じた。


