私が入学すると決めて数時間後。
私は生徒会のみんなと、理事長に挨拶をしに行く事になった。
椎のお母さんか……、綺麗な人には間違えなしだな。
「ねぇ、私をなんで姫って呼ぶの?」
私はずっと疑問に思ってた事を香月にぶつけた。
だって私、姫なんかじゃない。
「全校生徒にも、生徒会の姫だと言ってある。そうすれば手を出す奴も減るだろう」
「そ………うなんだ」
手を出す。そっか……。
はい?それって、男子校ってとても危険って事でしょう?
「ちょ、夢夏。どこに行くんだよ」
「…綾。私帰りたい」
「だめだぞ、一回決めたんだから!さ、行くぞ夢夏」
だめだ。今は綾の優しさも心に刺さる。


