鎖骨とか、しまったお腹とかがチラチラ見えていて。
普通の女子ならキャーキャー騒ぐだろう。
「奏夛? ちょっと起きて」
「・・・・んー。」
「ちょ、なんで抱き締めてんのよ、ぎゃ、………んひゃあ!」
痛い痛い痛い痛い。
心臓が痛すぎてだめだ。
奏夛に抱き寄せられ、本当に無理矢理ベットに投げられ。
挙げ句のはてには、私の上に乗って首筋の匂いを嗅がれた。
だめだだめだ。
雰囲気が甘過ぎて、窒息死+胸焼けしてしまう。
「・・ん・・・・・はぁ」
いや、溜め息をつきたいのはこっちである。
というか、胸を押しても押しても退かないんですけど。
しかも重いんですけど!
匂い嗅がないで欲しいんですけど!
「ぁー、ぁー、ぅあー」
だめだ。
馬鹿みたいな事をしてもだめなんだ。
もうやだ、辛い。
泣きたい、切実に。
「はぁ・・・・」
「起きなさいよ、髪むしるわよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「知らないからね。私にこんなことして。椎に言い付けてやる」


