香月の発言に驚いたのは私だけで、生徒会メンバーみんながぞろぞろ歩き出した。
え?
私だけ?
驚くのが、私だけ?
「ほら、今日は四時間学習したから良いだろ? 行くぞ馬鹿」
「違っ、もぅ、!」
もう口答えは出来ないと考え、机の中のモノを鞄に入れ、先生に断りを入れようとすると。
「先生具合悪いから早退しま「うるせー、行くぞ」」
「うっ、ちょ! さよ、さよならぁ」
「先生は幸せを願っているぞー!」
何故か先生に幸せを願われ、ようやく教室をあとにした。
終始腕を陵に引かれ、腕が痛いと言えば「気合いだ」と真顔で言われ。
すっかり頭は麻痺していた。
────ガチャ
「おら、座れ」
「人使いが荒いのよ、陵は」
「夢夏」
唇をすぼませ、私は椎の隣にストンと座った。
みんなを見渡せるこの位置は、とっても落ち着く。
一緒だなぁ、と深く感じる。


