「奏夛、好きよ、ありがと」
「ふっ……それ独占魔王の前でいうかよー。ま、夢夏らしいけどな。」
少し苦笑する奏夛。
でも、その笑顔は眩しかった。
「ちょっとー!イチャラブしないでよ!僕だって夢ちゃん好きもん!」
「ありがとう、私も真帆が大好きよ」
「おい、俺も忘れんなよな」
「俺もかな」
「……陵も、香月も。みんな、本当に感謝するわ。
だから私も、大切にする」
「今更すぎ。」
綾はそう言って、私のオデコにデコピンをした。
「ぃっ……た」
「軽くやっただろうが、禿げ」
「は、禿げ?!」
私より、髪を染めてる貴方の方が傷んで禿げそうじゃない、というのはキレられたら困るから言わない。
「ははっ、やっぱり夢夏は笑ってた方が可愛いわー」
「私?笑ってた、かな?」
「笑ってた。意地悪そうに」
「しっ、失礼なっ!!?」
「今日、あんまり笑って無かっただろ?今から泣くの禁止な」
はっとして、みんなを見ると、優しく笑い返してくれた。
みんな本当に観察力が高い。


