ふわふわ王子とツンデレ姫 ~王子と姫の恋愛日記~


「無理」

私は即座に答えた

「私、おとこ嫌いだし」

「…じゃあ」

それまでうつむいて男子が顔をあげた

「何で、大野はいいの?」

「え…」

考えたこともなかった

「ひどいね。そうやって、顔で選ぶんだ。」

男子はそのままどこかへ走り去っていった

男子の言葉が胸に刺さった