… 「ほらあいつだよ。 “早川瑠衣”。」 「美人面だからって調子乗って」 「分からせてあげなきゃ… いけないかしら。」 「もうちょっと見とこうよ。 下手に出て行くのもなんだし。」 「…そうね。ふふっ」 ふふふ…。 瑠衣がさっきまでいた廊下には、 不気味な笑い声が、響いていた。