シーン――――――


会話が途切れ









「はぁー。」
『はぁー。」



同時に溜息をついた。





『いま、お前の彼女また無視してんのか?』


龍牙の彼女は
喧嘩をすると無視するクセがある。
というか、定番。




「あぁ。飯も作ってくんねえ。」


『それ…ツライな。』


「あぁ。でも、ここで話しかけたら余計喧嘩長引くんだよ…。」


『んじゃ、お前はいつ…話すんの。』


「あいつが淋しそうにしてんなって思った日に謝る。」


『なんだそれ。』


「その方が許してくれる率たけえんだよ。」


『なるほどな…。』


「お前もそれで…いくといいぞ。」


『あ、あぁ…。』