~リイキside~
海沿いの公園から離れ
バイクは俺の家へと向かって行く。
時間もだいぶ暗くなってきた。
『あのさ、龍牙。』
龍牙「あ?」
『やっぱ、梨々香ん家行きてえからここでいいわ。』
繁華街の近くにさしかかり
そう声をかけた。
ここからだったら、
彼女の家まで歩いて10分くらいだ。
龍牙「今日はやめとけって言ったろ?俺の女も、喧嘩した日にはぜってぇに話聞いてくんねえし。3日くらい経った方がな話きいてくれんだよ。」
『けど、さよならって言われたまま放置だとマジでそのまま自然消滅しそうでこえーんだよ。』
俺が手放してる間に
他の男に取られたりなんかしたらと思うと
様子見なんてできねえ…

