\続★浮気不良彼氏★FINAL!/





私は子供たちに引っ張られるように
フリースペースの柔らかい絨毯の上に座らされた。



「あのね、りりかおねえちゃん。すごく寂しかった。」


幼稚園の年長生の佳子ちゃんが
横から抱き付いてそう言った。




『ごめんね?最近、忙しかったの。』


切なそうな顔を浮かべる彼女に
頭を撫でてあげながらそう言う。




「りり姉、彼氏ばっかの相手してるから忙しいんでしょ。」



『そんなんじゃないよ、綺海(マリン)。ただ、最近文化祭とかあったからなかなか来れなかったの。』



ソファーに座って話しかけてきた
綺海(まりん)は、今年で小5。

親の育児放棄で
4年前にここに来た子。


最初はすごく問題児で大変だったけれど
だんだん落ち着いてきて
今では下の子供たちの面倒をみるほど
成長した。