「おいっ!リイキっ!」 気が付くと目の前に 人が俺の両肩を掴んで 揺らしている。 『あ?なんすか?あぁ、龍牙?』 目の前には、族関係のダチの 武藤龍牙がいた。 「おい、なにフラついてんだよ。」 『……なんでだろな。』 「とりあえず、話きいてやっから。 おいっ!お前らそれ片付けて 移動すんぞ。 リイキ、俺の後ろ乗れっ。」 そう言うと、 龍牙にバイクの方に連れてかれ 後ろに乗らされた。 ヴォンヴォン――ヴォォォン―― 何十台ものバイクを引き連れ どこかに向かって走った。