『梨々香ッ!!!梨々香ッ!!!』
俺は、ひたすら泣き叫ぶ。
「邪魔だっ!退きなさいっ!!」
そう言うと、何人もの人に羽交い絞めにされ梨々香から遠ざけられた。
『おいっ!!離せよッ!!!梨々香ァアア!!!』
看護師や医師によって水色のカーテンが閉められ俺の目の前から彼女の姿が見えない。
『梨々香ァァッ!死ぬんじゃねえよっ!!梨々香ッ!!!!』
俺は、締め切られたカーテンの外から必死に彼女に呼びかける。何度も何度も喉が潰れるほど声を振り絞る。廊下にも鳴り響くほど。
行くんじゃねえよ―――
涙がこみあげ想いが溢れ
止まらない。
次は絶対守り抜くから。
だから…また………………………
無常にも床には俺の涙と裂けた口から出る血で床が濡れていく。

