パチッ――― 何時間か経ったあと 手術室の赤いランプが消えた。 皆が、真剣な表情でそのドアを 見つめている。 その扉が開くときを待って。 ウィーーン その見つめる先のドアが開く。 そして出てくる 緑の手術着を纏った医師や 看護師とみられる人たち。 俺は、ゴクリと息を飲む。 誰も口は開かない。 彼らが口を開くのを待っている。 もしかしたら、 その発せられる言葉で 俺らは絶望のどん底に 落とされるかもしれない。 医師の一人が マスクを外した。